バスタブ曲線~機器の故障を最小限に抑えるために
2016.10.20バスタブ曲線という言葉をご存知でしょうか。
機械や装置の時間経過に伴う故障率の変化を示した「故障率曲線」のことですが、その形からバスタブ曲線と呼ばれています。
1 は初期故障期と呼ばれ、使用開始とともに劣化・故障してしまう時期を指します。
2 は偶発故障期と呼ばれ、初期故障で不良品が除外されたあとの故障が発生しない安定した時期を指します。
3 は摩耗故障期と呼ばれ、部品などに摩耗や劣化が蓄積してきて故障が増加してくる時期を指します。
エレベーターは精密機器を有する機器です。しかも気温の変化や外気の影響にさらされる環境に
おかれることも少なくありません。
「故障しやすい環境に晒されている」といっても過言ではないのです。
とはいえ、そんなに簡単に故障してしまっては困るので「出来るだけ長い間故障しないで稼働して
欲しい」というのが、設置した方・使用する方の願いだと思います。そこでポイントになってくるのが、
「摩耗故障期が来るのをいかに遅らせることが出来るか」ということになります。
そのために必要なのが「定期点検」なのです。
私どもメンテナンス企業が実施する定期点検の最も大切な役割は、故障の予兆にいち早く気づき、
早期の内に最小限の修繕で手当てをすることだと思います。
弊社はスタッフの目や耳や手など、五感を駆使して点検にあたります。丁寧な点検によって故障を
予知し、未然に直していくことが、我々の使命、ミッションです。
今日もお客様のエレベーターに故障のない日となりますように。
エレベーターテクノス